玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

森田農園

先月末に、新しいお出会いがありました。深泥池バス停前に「おいでやす」という直販所のある京都伝統野菜の農家さんです。私のお客様が、「お野菜を描かしたら一等賞の子がいるよ。」とご縁をつなげてくださり、「名刺とかの仕事、やってあげてくれる?」と連絡を頂きました。ドキドキしながら、加茂茄子や万願寺唐辛子を描いた小作品を持って、お見合い気分で出かけたところ、大変気に入ってくださって、「名刺みたいな小さな絵ではもったいないから、とりあえず、うちの畑へいつでも描きに通って、旬をつかまえて、ひとつええのんを描いて。」と言われました。何やら、頭の中でクルクルとアイディアが浮かばれたようです。
忙しい農家のハウスへ、年中フリーパスで、私の体調に合わせてスケッチに寄せてもらえることは、とても有難いこと。真夏のハウスは、汗ダクダクでしたが、ほんまもんの加茂茄子はとても美しく、筆もすすみます。何度か通ううちに、ホテル堀川インにある直売所の玄関に飾るディスプレイクロスを作らせて頂くことになりました。オーナーの森田さんは、大変きさくな面白い方で、TV出演も何度もされているのだそうです。

掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)