玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

テーマとコンセプト

私の作家活動のコンセプトは、日本の古文化である描絵の再提示。描き絵とともに365日暮らすこと。里山や畑を歩いて見つけた美しさは、いつも私に、輪廻転生(エコサイクル)の素晴らしさや命の尊さを教えてくれます。そんな自然への感動をテーマとして、思うがままに布や器に筆で描き、身にまとう衣服として、住空間を彩るファブリックインテリアとして、食生活の器として、観てつかって愉しめる作品を発表してきました。
展覧会では、会場全体をひとつの空間として捉え、作品を重ね合わせたディスプレイで、四季の旬を表現します。4月3日〜8日開催の北山通りにあるギャラリー翔での個展でも、いつものように食べられる植物を中心に、とりまく虫や鳥も描いた作品数十点を展示。
ギャラリー中央の作品クロスをかけた150センチ大の特製床机に腰をおろしてゆっくりと鑑賞して頂き、偶然その場に居合わせた初対面の人達と一緒に、作品をきっかけにどんなコミュニケーションが広がるのかも、「玉城和美の描き絵空間」ならではの醍醐味です。
また、今回は震災を踏まえて、ブログスレッド「甲状腺癌」でも何回か詳しく書きましたが、原発事故の放射能汚染によって、数年後には、私と同じ甲状腺癌が大量発症するであろうことに心を痛め、自分の体験を生かして、認知度の低い甲状腺疾患や、早期発見の為には検査が大切であることも伝えられたら・・・と思っています。 
沢山の方が会場へ来てくださって、五感で描き絵空間展を楽しんでくださったら、こんな嬉しいことはありません。

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