玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

生演奏

コンサート、オペラ、歌舞伎・・・スピーカーを通さない生の音が好きです。そして、会場の臨床感。まさに五感で音を楽しむ時間は、暮らしのエッセンスを通り越してオアシスです。何がそんなに忙しかったのか、自分でチケットをとって会場に足を運ぶのは本当に久しぶり。新居から自転車でいける距離に東部文化会館があります。引越しの片付けもほぼ終了したので、京都市交響楽団のコンサートに行ってきました。
本日の指揮者は、イギリス人のダグラス・ボストックさん。日本では珍しい白いタキシードで登場です。いま母国のロンドンでは夏の音楽祭プロムスの真っ最中。二ヶ月続くお祭り騒ぎのあと、最終日は、前半に有名な小曲をいくつか演奏して、ラストナンバーはエルガーの「威風堂々」で締めくくり、世界中から集まった6000人のお客様も、ユニオンジャックや自分の国の旗を振りながら、威風堂々を大合唱するのだそうです。そして、オケ全員が白いタキシードを着るのだとか。なんて憎い粋な計らいでしょう。日本語の歌詞がわからないのが残念でしたが、私も生演奏を聴きながら、希望と栄光のメロディを口ずさみました。
ブラボー!!!

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