玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

①京都から金太郎号で小田原へ出発

 
 旅の発端は「伊藤若冲田中一村二人展」(6月4日まで)が箱根の岡田美術館で開館10周年記念で開催中だと知った半月前だった。時代もジャンルも雰囲気も異なる大好きなお二人をどのように対比展示されるのかも興味津々。
「これはどないしても会いに行かねば!」
「箱根ってどんなとこやろ?」とワクワク検索しているうちに、そういえば三保の松原富士急ハイランド、東京への新幹線や飛行機からも一度も拝ませてもらえたことがない富士山にも会いたいし、これまた大好きな温泉が山盛りあるし、きっとまだ薔薇満開でリメイクギターに真紅の薔薇を描くという難題オーダーの資料収集もできるやんな~(^_^)と期待はどんどん膨らんでいく。
 アンチ駆け足ツアーの私としては3泊4日は欲しいけど、箱根の温泉宿おひとり様料金は高すぎる(>_<)ありきたりの和風会席二食付・源泉かけ流しでもないのに1泊3万円なんて許せない…う~ん、これは断念か?と頭も心も爆発寸前になった時、芦ノ湖畔に佇むローヘンリゾート&ラウンジ箱根と、大阪・京都~小田原を運行している高速深夜バス金太郎号を発見!しかも、朝食付三泊と往復運賃合わせても衝撃の3万円?!
 「いいね!」そのかわり「3列独立シート・トイレ・カーテン付の快適車両」とは書いてあるけど、バス酔いする私が眠れる?おまけに空室はカプセルタイプ???迷っているうちに気づけば夜中の3時。「キャンセルはいつでもできる、とりあえず予約!」と日本旅行のバスぷらざとブッキング・コムからドキドキの仮押さえ。
 翌日から不安解消のためお宿に何度もメールや電話の結果、毎回嫌な顔ひとつせず丁寧な応対かつ至れり尽くせりのおもてなしシステムに「絶対大丈夫!これは大ヒット♡」と自慢の第六感を信じてカード決済。
 結果は様々な良縁に恵まれ素晴らしい独り旅となりました。覚書も兼ねて沢山の美しい画像と共に順次アップしていきますので暫くの間、ご同行くださいませ。

京都駅八条口22:58発「金太郎号」を待つ。最初から大ハプニング!まさかの車両故障で4列シートカーテンなしバスが代わりにやってきた
予定よりかなり早く6時半ごろ小田原駅到着。前座席のあみさんと。
こんな早くに着いちゃって窓口も空いてないし…みたいな雰囲気の中、車中でお喋りしたわけでもないのだけれど、私の中で同志意識のような熱い想いが盛り上がって記念撮影。ちなみに撮影してくれたアヤコさんは私の後ろの席だったのだけど、翌日の岡田美術館内でまさかの再会!しかも三人の住まいが近いと判明。「帰京後に落ち着いたら是非アトリエでお会いしましょう♪」と幸先の気持ち良いスタート。  次回は、あみさんの沁みる一言から優柔不断な私が初日この後どう行動したか?お楽しみに~
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